防災対策 第3回:自宅で安心!「おうち備蓄」で災害を乗り切る
- shojikawasaki
- 10月6日
- 読了時間: 2分
前回は、避難時に役立つ「非常持ち出し袋」についてお話ししました。今回は、災害で自宅待機が必要になった場合に備える「おうち備蓄」についてご紹介します。
大規模な災害が起きた際、物流が止まってしまい、スーパーやコンビニの棚から食料品がなくなってしまうことがあります。そうした状況に備えて、普段から少し多めに食材や日用品をストックしておくのが「ローリングストック法」です。
ローリングストック法って何?
ローリングストック法とは、特別な非常食を用意するのではなく、普段から食べているものを少し多めに買い置きして、古いものから消費し、食べた分だけ買い足していく方法です。
この方法のメリットは、以下の3つです。
特別な準備が不要: いつも食べているものが備蓄になるので、無理なく続けられます。
賞味期限切れの心配が少ない: 古いものから消費していくため、無駄がありません。
食べ慣れているので安心: 災害時でも、いつもの味でホッとすることができます。
例えば、インスタント食品や缶詰、レトルト食品、長期保存が可能な野菜ジュースなどを、少し多めに買っておきましょう。目安は、家族3日〜7日分です。

家族構成に合わせた備蓄品リスト
ご家庭の状況に合わせて、備蓄するものを工夫しましょう。
【食料・飲料】
水: 1人あたり1日3リットルが目安。3日分として9リットル、可能であれば7日分(21リットル)を確保しましょう。
主食: 米、乾麺、パックごはん、レトルト粥、お餅など。
おかず: 缶詰(魚、肉、野菜)、レトルト食品(カレー、パスタソース)、フリーズドライ食品。
栄養補助食品: 栄養バー、ゼリー飲料など。
お菓子: チョコレートや飴など、気分転換になるものも忘れずに。
【日用品】
カセットコンロ・ガスボンベ: 停電時でも温かいものが食べられます。多めに用意しましょう。
トイレットペーパー・ティッシュペーパー: 多めにストックしておきましょう。
簡易トイレ・凝固剤: マンションでは水道が止まる可能性があります。必須アイテムです。
ウェットティッシュ・除菌シート: 水が使えない時の衛生対策に。
ゴミ袋: 大容量のものを多めに用意しておくと、色々な用途に使えます。
備蓄は、一度にすべてを揃える必要はありません。お買い物のついでに少しずつ買い足していきましょう。
今回はここまで。次回は、マンション特有の「災害時の行動」と、安全確保のためのヒントについてお話しします。



コメント